- 2021.07.16
紅茶は慌てて飲まなくても大丈夫。
腐ることはありませんが劣化はします(豊潤な香が消え味もそっけなく変わります)。
ただ、多くの茶葉を購入してしまった場合は、当然保存しておかなければいけませんね。
では、いざ保存しておく際に、冷やしておくのか常温で保存しておくのか、悩んではいないでしょうか。
そこで今回は、紅茶(茶葉)の保存方法について解説します。
せっかくの美味しい紅茶を台無しにしてしまわないよう、正しく紅茶を保存してください。
紅茶の特性から考える保存時の注意点
まずは、紅茶の特性を知っておきましょう。
紅茶の特性を知ることで、どのような保存方法が適しているかわかるでしょう。
とくに知っておいた方が良いのは、以下の4つです。
- ・湿気の影響を受けやすい
- ・匂いの影響を受けやすい(匂い移りしやすい)
- ・光に弱い
- ・温度変化に弱い
つまり、これらの影響から紅茶を守ってあげなければいけません。
紅茶(茶葉)の保存方法
具体的な紅茶(茶葉)の保存方法を解説します。
美味しい紅茶を飲むためには、紅茶の品質を守らなければなりません。
適正な温度はどのくらいか、どんな場所・容器に保存しておくかを知っておきましょう。
ただし、本来開封後はできるだけ早く飲み切ることがおすすめです。
紅茶は保存は常温で保存
紅茶は常温保存で問題ありません。
日本は湿気が多い国と言われているので気にする方もいるかもしれませんが、特別な場所に置いておく必要はないです。
だからといって、当然湿気の影響を受けやすい場所や直射日光が当たる場所、蛍光灯や電気などの光が強い場所の近くは避けてください。
また、できるだけ温度変化が少ない涼しい場所に置いておくと良いです。
冷蔵庫はNG
光や湿気、温度変化の少ない場所となると、冷蔵庫をイメージする方もいるかもしれませんが、冷蔵庫で保管する必要はありません。
冷蔵庫に入れてしまうと、以下のような影響を受けてしまいます。
- ・温度差による紅茶の劣化
- ・匂い移り
紅茶は匂いを吸いやすい特性があります。
そのため、普段家庭で使っている冷蔵庫に入れるのはNGです。
冷蔵庫に入っている他の食材の匂いが移ってしまい、紅茶本来の匂いが薄れてしまいます。
また、冷蔵庫は頻繁に開閉するものなので、温度差の影響を受けやすいです。
どれだけ密閉していても、少しずつ湿気を吸ってしまいます。
もし今現在冷蔵庫に保存してしまっている場合は、冷蔵庫から出して常温の部屋に置いておいてください。
保存容器
保存容器は、密閉性の高い容器がおすすめです。
缶に入れておく方が多いですが、その場合はパッキンが付いている、完全に密閉できるものを使ってください。
パッキンが付いていない缶だと、密閉できず、湿気や温度の影響を受けてしまう可能性があります。
ガラスの容器の場合は、光の当たらない場所に置いておきましょう。
ガラスは光を通してしまうので、窓際や蛍光灯の光が当たる場所だと、紅茶に影響を与えてしまいます。
また、どちらの容器の場合でも、元々他の食品に使われていた場合、匂いがついていないか確認してください。
もし元々入れていた食材の匂いが缶やガラス容器についていた場合、紅茶に匂いが移ってしまいます。
ただ、基本的に多くの紅茶はアルミのジッパー付きのパックに入っているので、あえて他の容器に移し替える必要はなく、そのままの容器で保存しておけば問題ありません。
サンタマリアのアルミパックはジッパー付きなので、そのままで安心してご利用できます。
早いうちに飲み切るのがベスト!
紅茶の保存方法としていくつかを紹介しましたが、一番良いのは開封後はできるだけ早く飲み切ることです。
紅茶は比較的長く保存できるものですが、開封してしまった場合は2ヶ月~3ヶ月位の間に飲み切ってください。
開封するたびに空気や湿気に触れて、少しずつ劣化してしまうためです。
一度に多くの紅茶を買ってしまうと飲み切るまでに時間がかかってしまうので、飲み切れる分だけを購入しておいて、買い足していくと良いでしょう。
紅茶についてもっと知りたい方はお気軽に相談してください
紅茶は繊細なものなので、保存方法で味も香りも変わってしまいます。
せっかく美味しい紅茶を手に入れたなら、しっかり管理をして、本来の紅茶の味を楽しみましょう。
また、紅茶は淹れ方によっても味や香りの楽しみ方が変わります。
「もっと紅茶について知りたい」「もっと紅茶の美味しさを知りたい」という方は、ぜひサンタマリアの紅茶教室までお越しください。
サンタマリアでは、3つの紅茶教室を用意しています。
・基礎クラス(紅茶を知る)
・応用クラス(紅茶を探る)
・紅茶アドバイザー養成クラス(紅茶を極める・伝える)
また、ハードルが高く感じる方には、「紅茶に触れる」体験レッスンも行っています。
現在はオンライン開催しているので、遠方の方でもお気軽に参加可能です。
堅苦しいものではなく、雑談をしながらの楽しい時間なので、紅茶の保存方法についてもお気軽に相談してくださいね。