- 2021.08.27
サンタマリアが考える紅茶は「一息つけるもの」「リラックスできるもの」です。
紅茶を特別な飲み物として位置付けてはいません。
今回は、サンタマリア風紅茶マナーをご紹介します。
あなたにとってくつろげる紅茶時間でありますように。
紅茶のマナーって何でしょう?
紅茶に失礼をしない
サンタマリアがあえてマナーとして伝えるなら「紅茶に対して失礼なことをしない」ことです。
茶葉と向き合い、本来の個性を引き出してあげることが、一つのマナーと言えるかもしれません。
たとえば、適当に淹れた紅茶で「この紅茶はおいしくない」と判断するのは、紅茶に対して失礼です。
なぜならば紅茶の個性を十分に引き出していないからです。
少しお湯の量を変えれば、茶葉の量を変えれば、蒸らし時間を変えれば……豊かな香がたち旨みが感じられ、あなたの好みに合うかもしれませんから。
茶葉が手元に届くまで、多くの自然の恵みや人の手が加えられています。
紅茶と向き合うことは、自然や関わった人へのマナーと言えるのではないでしょうか。
ただ紅茶を飲むだけではなく、茶葉を蒸らしたりするプロセスから楽しんでください。
蒸らし時間を計ったり、グラム数を量ったり、その過程も癒される時間になるでしょう。
紅茶に対して行ってほしくない動作
紅茶と向き合う上で、やってほしくないことがあります。
とくに注意してほしいのは2つです。
1つ目は、ミルクティーの注意点。
カフェでミルクティーを頼んだとき、紅茶とミルクが別々に用意されることがあります。
このとき、ミルクを入れずにそのまま紅茶を飲んで「紅茶が濃すぎる」「マズイ」と言わないようにしましょう。
ミルクを入れて丁度良いバランスになるよう調節されているので、紅茶のみで飲めば濃いのは当然です。
2つ目は、ティーバッグを使った際に、色が出てからすぐあげないようにすることです。
蓋をして蒸らしていますか?
ティーバッグに熱湯を注ぐだけの紅茶では、色しか出ていない状態です。
これでは、紅茶の個性(香りや味)は出ていません。
その紅茶を飲んで「味がない」とか「香りがない」と思ってしまうのは、紅茶に対して失礼ですよね。
ティーバッグを使った際も、焦らずに蓋をして蒸らし、しっかり味と香りが出るようにしましょう。
紅茶本来の個性を引き出すことがマナー
紅茶は、その茶葉が持つ本来の味を引き出すことが大事です。
お湯の量や茶葉の量は、お好みのさじ加減でも大丈夫ですが、計って欲しいことがあります。
蓋をして蒸らす時間です。
茶葉によって変わりますので、ベストな状態で飲みたい時にはちゃんと蒸らしてあげましょう。
気分転換のためにも、以下のことを行ってみてください。
・熱湯を使う
・使う茶具を温める(冷めたままでは紅茶の個性が出ません)
・蓋をして蒸らす
①それぞれの茶葉に適した時間蒸らす
②時間を計って蒸らす(適当に蒸らさない)
茶葉を活かすことこそが、茶葉にとっても嬉しいことです。
まずは茶葉と向き合ってください。
紅茶を楽しむことを忘れずに
正式なティーパーティーのようなマナーに気をとらわれ過ぎて、味や雰囲気を楽しめなくなってしまっては本末転倒です。
あえてマナーと言うなら、それは本来の紅茶の味を楽しむこと。
そのためには、本当の紅茶の淹れ方も学んでおくと良いでしょう。
サンタマリアでは、紅茶教室を開催しています。
紅茶本来のおいしさを引き出すための、紅茶の淹れ方を1から教えているので、ぜひご参加ください。
紅茶を淹れることが初めてな方にも伝わるようにイラスト入りのテキストもご用意しております。
もちろん、マナーに関しても気になる点があれば、お気軽にご質問して頂いてかまいません。
紅茶教室は、以下の3つになります(現在オンライン開催)。
・基礎クラス(紅茶を知る)
・応用クラス(紅茶を探る)
・紅茶アドバイザー養成クラス(紅茶を極める・伝える)
「紅茶に触れる」体験レッスンも行っているので、気軽な参加も可能です。
雑談を交えながら楽しく行っているので、軽い気持ちで紅茶に触れてくださいね!