- 2021.11.08
ティーバッグの種類についてご存知でしょうか?
少し調べてみたところ、色々なティーバッグが見つかったので、今回はさまざまな種類を紹介します。
ただ、ティーバッグを使った紅茶の淹れ方は、同じです。
ティーバッグを使った紅茶の淹れ方も解説するので、参考にしてください。
さまざまなティーバッグの形
ティーバッグの形を調べたところ、4種類見つかりました。
・長方形
・ピラミッド型
・巾着型
・縦長型
一般的によくあるのは、長方形やピラミッド型ですね。
飲み放題のレストランには、よく長方形型(五角形にも見える)形のティーバッグが置いてあり、市販のティーバッグに多いのはピラミッド型ではないでしょうか。
巾着型や縦長型はあまり多く見られない珍しい形です。
さまざまなティーバッグの素材
ティーバッグは、素材もさまざまです。
調べたところ、5種類見つかりました。
・紙
・付箋布
・ガーゼ
・ソイロンメッシュ
・ナイロンメッシュ
紙製や付箋布素材のティーバッグは、よく見かけるタイプです。
形で言うと、紙製は長方形のものが多く、付箋布はピラミッド型のもの、ガーゼは巾着型に多く使われています。
なかでも、あまり聞きなじみがないのは「ソイロンメッシュ」ではないでしょうか。
ソイロンメッシュは、トウモロコシなどのデンプンから作られたメッシュで、環境に配慮されている素材です。
紅茶を楽しむだけではなく、環境に優しい点は、大きなメリットでしょう。
サンタマリアはソイロンメッシュを使用しています
サンタマリアのティーバッグは、地球環境にやさしいソイロンメッシュを使用しています。
ソイロンとは、トウモロコシから作られたバイオマス素材です(補足:バイオマスとは、動植物から生まれた再利用可能な資源)。
ソイロンの主な特徴として、以下があります。
・食品衛生法の食品・添加物等の規格基準に合格
・燃焼時の二酸化炭素の発生が少ない
サンタマリアがソイロンメッシュのティーバッグを選んだ理由は、植物由来で生分解性のフィルターだからです。
飲んだ後は、コンポスト(生活のごみを原料にした農業用有機物資材)で再資源化が可能で、焼却されても有害ガスを排出することがありません。
人間や地球にやさしい、自然循環型ティーバックという点で取り入れました。
SDGs「持続可能な世界」を意識していきたいと考えています。
ティーバッグを使った紅茶の淹れ方
さまざまなティーバッグをご紹介しましたが、どのようなティーバッグでも、紅茶を淹れる流れは同じです。
流れは以下の通りです。
1.カップにお湯を入れる
2.ティーバッグを入れる
※このとき、ティーバッグをチャプチャプしません
3.ふたをして蒸らす
※ティーバッグに関係なく茶葉に合った蒸らし時間
4.十分に蒸らしたら上下に軽くチャプチャプする
以上の流れです。
大事なのは、茶葉に合った時間で蒸らすこと。
ティーバッグの素材や形は関係ありません。
ティーバッグは1つで1杯分
たまにティーバッグ1つを何度もお湯に浸して飲む方がいらっしゃいます。
しかし、ティーバッグは1つで1杯分です。
「色が出ているからまだ使えそう」と考えてしまうかもしれませんが、色が出ているだけで紅茶のおいしさは味わえません。
2煎目は、紅茶ウガイをお勧めします。
一度紅茶を飲み干したら、新しい紅茶を作る際には、別のティーバッグを使いましょう。
ティーバッグを使うメリット
紅茶は、茶葉やお湯の量を計るプロセスも魅力の一つです。
そのため、本当に紅茶を楽しむのであれば、ティーバッグを使わずにティーポットで紅茶を淹れた方が良いでしょう。
ただ、ティーバッグを使うメリットもあります。
持ち運びが便利で野外でも気軽に楽しめますし、紅茶の淹れ方に慣れない人でも簡単においしく楽しめます。
主なメリットは、3つ。
・計量する手間がかからない
・細かい茶葉が出ない
・茶殻の処理が簡単
それぞれのメリットと、茶葉から紅茶を抽出する場合について解説します。
計量する手間がかからない
ティーバッグは、あらかじめ計量されて袋に入っています。
そのため、ティーバッグを使えば、茶葉を計量する必要はありません。
茶葉の量を量るのが苦手な方にとっては、メリットと言えます。
ただ、紅茶は量を量る部分も含め、リラックス効果を感じられます。
また、茶葉の量を自分なりに変えてみることで、味が変わるので、紅茶を本当に楽しむという点では、自分で量った方が良いです。
ティーバッグに慣れている方は、ぜひ一度自分で茶葉を量るところから始めてみてください。
新たな紅茶の楽しみ方がわかるでしょう。
細かい茶葉が出ない
茶葉には、細かい粉が含まれます。
茶葉から紅茶を淹れる場合、茶こしを使いますが、それでも小さい粉が紛れてしまうことがあるのです。
一方、ティーバッグは細かい目になっているので、細かい茶葉が出る心配がありません。
ただ、茶葉を使う場合でも、目の細かい茶こしを使えば良いので、ティーバッグにこだわる必要はないでしょう。
茶こしにもさまざまなものがあるので、試してみてください。
茶こしのようなティーグッズにこだわるのも、紅茶を楽しむ一つの要素になります。
茶殻の処理が簡単
ティーバッグは、使い終わったらそのまま捨てられるので、茶殻の処理が簡単です。
ティーポットで茶こしを使った場合も、そのまま茶葉を捨てるだけですが、茶こしを洗う手間は増えてしまいます。
忙しい朝や外で紅茶を飲む際には、ティーバッグが便利です。
ただ、時間のあるときには、ぜひ茶こしを使ってみてください。
茶殻を捨てたり茶こしを洗う手間は、それほど時間がかかわるわけではありません。
一つ手間を加えることは、リラックスできる時間を増やす時間とも言えます。
「紅茶を楽しむ」というのは「飲む」だけではなく、一つ一つの紅茶を淹れる作業も含まれるので、ぜひ時間のあるときは、ゆっくり手間暇をかけてみてください。
紅茶をおいしく楽しむのは素材ではなく茶葉
さまざまなティーバッグを紹介しましたが、大事なのは素材や形ではなく、茶葉です。
ティーバッグの形や素材で気分を変えてみるのも良いですが、おいしく紅茶をいただけるかどうかは、茶葉の選択と淹れ方にあります。
どんなティーバッグでも、茶葉に合った時間で蒸らさなければ、本来の紅茶の味にはなりません。
「このティーバッグならこの淹れ方」ではなく「この茶葉はこの淹れ方」と覚えておきましょう。
茶葉による正しい蒸らし時間や、茶葉から紅茶を抽出する方法に関しては、サンタマリアの紅茶教室で教えています。
紅茶本来のおいしさを引き出すための淹れ方を1から教えているので、ぜひご参加ください。
紅茶に関する質問や疑問など、雑談を交えながら行っているので、紅茶初心者の方でも気軽に参加できます。
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